こんにちは。
副編集長のシイノキ(@info_misatopic)です。
こんにちは!
妻で編集長のみさ子(@misako_misatopi)です!
みなさん、三郷って地名、全国にいくつあるかご存知ですか。
我らが三郷市は、1956年に東和村・彦成村・早稲田村が合併して三郷村になったという歴史があるんですが、三つの郷が合体したから三郷というこの地名、他にあっても不思議じゃない。
長野の安曇野市(旧三郷村(みさとむら))と奈良県の三郷町(さんごうちょう)は姉妹都市だよね?
ブログ始めた頃に知って、いつか遊びに行って記事にしよう!なんて話してたけど。
三郷町の商工会さんとは、ちょっと話したもんね。なので、知ってる。
他にも、大阪の守口市(旧三郷町)と、山梨の市川三郷町ってのがあるんよ。
守口市は昔、みさ子さんが住んでいただけに因縁めいたものを感じるわ。
えー!!
守口って三郷だったの?知らなかった!こわっ!
大学時代住んでたところ!
遊びに行く口実にこじつけたいねぇ。
今回は、山梨県の市川三郷町にある、知る人ぞ知るキャンプ場(だった)、四尾連湖キャンプ場に行ってきた記事。
ちょっと気軽に行ける距離じゃないけど、三郷繋がりってことで見逃してくださいな。
山梨県の三郷!流行のアニメ『ゆるキャン△』にも登場した、四尾連湖水明荘キャンプ場に行ってきたよ
今回訪れた市川三郷町、三郷市からは首都高・中央道を経て約165km、時間にして3時間ほどのところにあります。
若い頃は300〜400km(片道4時間)までならギリで日帰り可能!なんて思ってたけど、もうダメすね。
150kmを超えたら泊まりです。
というわけで、愛車XVに荷物を載っけて、いざ出発!
(ヒッチキャリアって、構造的にめちゃくちゃ不安)
クーラーボックスがひときわだっせぇのは見逃してください。
山梨県市川三郷町の形と位置はこんな感じ。
町名は、西八代郡の旧市川大門町、旧三珠町、旧六郷町が対等合併したことから、旧市川大門町の「市川」と旧三珠町の「三」、旧六郷町の「郷」を合成し、さらに3町合併による「3つの郷」の意味とかけたことに由来する。
ということで、町名の由来は90%同じですね(笑)
一帯で行われる『市川の花火』は江戸時代には日本三大花火として有名だったとか、障子紙の生産ではシェア1位、六郷地区のハンコの生産量が全国生産の50%を占める日本一のハンコの町だったり、その知名度の割には箔がある!
人口は約18,000人。
道中の写真が少なく、レポートとしては不合格。。。甲府盆地の最南端で、周囲を山々に囲まれた大変のどかな町でした。
太陽光が山々の斜面をキラキラと照らす時間帯は、シナプスがバチバチします。
美しく、刺激的な風景。
自販機がお店『ハッピードリンクショップ』として成立しているという。
俺、こういうの大好き。三郷にも、まだちらほら野菜の無人販売とかありますよね。
ゆるキャン△で一躍有名になった四尾連湖水明荘
いま、『ゆるキャン△』ってアニメが流行っているそうで。
キャンプを嗜む女子高生達の日常を描いた、ゆる〜いアニメなんですが、これがなぜか局地的に大ブーム。うちの2人の子どもたちも、Amazonプライムの更新日には準備万端でシイノキの帰りを待っておりました。
ふもとっぱらキャンプ場、本栖湖の浩庵キャンプ場、長野の陣馬形山キャンプ場などなど、実在のキャンプ場が物語内に登場して、現実に忠実に再現されてるんです。
実際に登場したキャンプ場をファンが巡る、いわゆる『聖地巡り』も行われていて、四尾連湖水明荘も賑わっているんですって。
実はシイノキ、5年前に一度会社の友人たちと訪れたことがあります。
当時は、知る人ぞ知るようなキャンプ場で……ここがもう、一般のキャンプ場とは一線を画すようなロケーション。
設備は最低限ですが、ロケーションは満点だったんですよね。
いつかまた行きたいな……と思っていたら、ゆるキャン△に登場&実際にあると知った1姫の目がキラッキラということで、2018年初キャンプの舞台にしました。
天気予報は嵐!テント泊強行!
市街地から山道をクネクネと上り、突き当たりの蛾ヶ岳登山道駐車を左折すると見える、四尾連湖水明荘の看板。
左は龍雲荘という、別のキャンプ場です。
道がかなり狭いものの、ジープのラングラーも来ていたのである程度のサイズの車でも大丈夫なハズ…!
駐車場に車を停めて湖畔に降りていくと、満開の桜!
なんてラッキー!(実はちょっと狙ってたけど)
管理棟で受付をします。
中にはお土産や、ゆるキャン△グッズも。グッズはほとんど売り切れてた…!
キャンプ場はグルーっと対岸。
湖は周囲1.2kmなので、600mほど歩きます。
荷物の運搬は一輪車orボート(1時間500円)。
「お荷物はコンパクトに〜」と電話で言われていたのにも関わらず、買ったばかりの巨大テントを持ち込んだので、なんと荷物だけで4往復しました。
痩せるわ。
道中、桜がとても綺麗。
この日は18時から雨と風、春の嵐という予報。
オーナーさんからは、
「緊急避難用に湖畔のロッジ開放しますし、部屋も開いているのでムリにテント泊しなくても大丈夫ですよ」
と優しいお言葉をかけていただいたのだけど……。
テント立てちゃいました。
コールマンビラデルマー&DODチーズタープ!
ファミリーキャンプとしては最大クラスの、まさにVilla Del Mar(海(湖)の別荘)…!
ひとりで立てんのクソしんどかった。
このテント、30kg近くあるんです。
四尾連湖水明荘には湖畔のサイト(昔の写真)の他にも
林間サイトや
眺望の良い小高い湖畔サイトなどもあります。
シイノキがテントに苦戦している頃、みさ子&1姫は湖畔ロッジでチャイ飲んだり
ゆるキャン△ノートになんか書いたりしてたらしい。
クソっ!
朝から飲まず食わずで働いたので、みさ子さんに飯を作ってもらう。
出発時間が2時間も押したせいで、のんびりする時間ゼロ。椅子を組み立てることがなかった勢い。
せっかく来たので、桜の撮影散歩はしたりした。
ゆるキャン△で、石碑に向かって「お化け出ないでください」と祈るシーンを真似る1姫。
よくよく聞いてみると、
「パパの雨男を直してください!お願いします!お願いします〜!」
と言っていた。ふざけんな。
こちらもアニメのワンシーン。
寒さのあまりブランケットにくるまり、「秘密結社ブランケット」を結成。
あっという間に夜。
暗くなった頃から、雨風が強まってきました。四尾連湖の標高は約900m。100m標高があがると0.6度気温がさがるらしいので、平地よりも5度弱低い……んだけど、寒さよりもなによりも風がやべぇ。
タープがバタバタ、ロープが風を切ってピューピューと、まさに嵐。
風はやべぇんだけど、キャンプに来て焚き火しないなんて選択肢はない!
ので、無理矢理焚き火した。ほんとは危ないので真似しないほうがいい。
強風で火力が安定せず、失敗してしまった米焚き。
見た目が悪いけど、ガパオライスをつくってもろた。
デバイヤーの鉄フライパンでステーキも焼いた。
うまい……!
子ども達は早めに寝かしつけて、たまには夫婦で焚き火を囲んでゆっくり話でもするか!
とも思っていたのだけど、オジサンも体力の限界を感じて早めの就寝。
周りのキャンパーは、ほぼゆるキャン△聖地巡礼者だった
夜中は風と雨の音がすさまじかったのだけど、朝は小雨は降っているものの穏やかな天気。
湖面には魚達の群れが黒い帯を描いていました。
恒例の子ども達のお手伝い。
ファミリーキャンプは、子ども達にミッションを与えるのがいい(この日はお手伝い)。
落ちていた桜の花びらでほっぺたに桜を描いてやった。
桜吹雪の中、思い思いに歌を歌ったり踊ったりする子どもたち。
多少忙しくても、楽しそうな姿を見るだけでじゅうぶん……と言いたいところだけど、心とは裏腹に身体はギッシギシだ。
天候が落ち着いたので(よくはないけど)、近隣のキャンパーさん達と話すと、ほぼ全組がゆるキャン△聖地巡礼者!
なんという人気。
市川三郷町で、お子さん夫婦と孫が埼玉県三郷市に住むお爺さんと出会う
みさ子さんが管理棟ロッジでお話をしたおじいさん。
どこから来たの?と聞かれて、埼玉県の三郷市ですと答えると…
「埼玉県の三郷市!?孫が住んでるんだよ!ららぽーとの近く!こんなことってあるんだね〜」
と奇跡の出会い。
お子さん夫婦が、もし、みさとぴ読んでくれてたらすごいなー。
撤収はボートでしてみたけど……
ここのキャンプ場、テントサイト側のトイレは汲み取り式で。
それを嫌った1姫がトイレに行く時は、必ず湖を半周して管理棟側のトイレを使用。
この2日間だけで何キロ歩いたことか…。
というわけで、帰りの撤収時はボートをレンタルすることに。
ちょっと楽って聞いたし。
だがしかし、普段から運動など徒歩しか行わないようなクソ運動不足のオジサンが楽にボート漕げるはずもなく。
ボートはボートで上半身がしんどすぎる!
ただね、このボート。
控えめに言って最高でしかない。魚達の群れと静かに湖面を滑っていると、極楽かと。
風がね、サーっと静かに吹き抜けていくんです。
心に沈殿した、あれやこれやの毒素が砂塵化して風に運ばれていくかのような。
湖畔でみさ子さんがなんか言ってるけど、うるせーじシカトすんべ。
THETA(360度カメラ)持ってくるんだったな。
結局ボートでも4往復し、すべての荷物をお片付け。
管理棟で話したり、置いてあったゆるキャン△の原作を読んだり、ゆっくりと過ごした。
あまりにチャイが美味しいので、お土産に買った。
四尾連湖水明荘キャンプ場はこんな人にオススメ
天気も悪いし、めちゃくちゃ忙しかったけど、やっぱりここ大好きです。
オートキャンプ場は快適だけど、区切られたサイトやウェルカム感のある高規格キャンプ場は、やっぱり企業や人からの間借り感があるんですよね。四尾連湖でのキャンプは、同じ間借り感でも対象が違うんです。
人ではなく、山に場所をお借りしている感覚と言いますか。
万人にオススメという感じではないんですが、
キャンプ慣れしていて、装備も安定して設営にも手間取らない方。
区画サイトでこじんまりよりも、フリーサイトでのんびり過ごすのが好きな方。
(トイレはあればなんでもOK)
この3条件を満たす方であれば大満足間違いないです。
今回、うちらは到着が遅すぎたのと、天気が悪かったのと、荷物が圧倒的に多すぎた…!
あと、ここの最大の特徴はアットホームで優しいオーナーのお人柄。
これだけで、リピートしたいと思えてしまうのです。なんでかしらんけど、ああいう方がオーナーだと、自分達までお客さん達と柔らかく接することが出来ちゃうんですよね。
あの荒天の中、周りのキャンパーさんも全員無事で過ごせたようで良かった…。
野宿はちょっとなぁって人も、清潔なロッジも完備されているので、安心。
メジャーどころの観光に飽きてしまったとかにもオススメしたいです。静かで美しい水を讃えた小さな湖でアウトドアを楽しむなんて、この世に存在する贅沢の中でもトップクラスの贅沢だと思うんですよね。
三郷繋がりってことで、ぜひぜひ訪れてほしいです。
ゆるキャン△についての詳細は、山梨県全力のスペシャルサイトをどうぞ。
アニメ「ゆるキャン△」で登場した 山梨県内のモデル地をご紹介!
2018年キャンプ初めは連敗スタート
ここんとこ、連続で雨キャンプ。
雨男っぷりが凄まじい。。。おろしたてのテントとタープが泥だらけで凹んだわ。
ずっと天気良かったのに、キャンプの週末だけピンポイントで雨だったもんね。
でも、市川三郷で三郷市に縁ある人と出会えたとか、ほんと奇跡だわ〜。
1姫が、キャンプ=出会いって言ってるけど、マジでそうだね。楽しい。
次はどこ行こうかね〜。
あぁ。あいつはそうだよね。
新しい友だちと出会えるのが最高に楽しいって言ってる。
次かー。高いテント買っちゃったからねぇ。今年は減価償却する勢いで行かないと。
てか、不足してるもんも把握出来たので、また揃えよう。
またなんか買うんかい。
- 施設名
- 四尾連湖水明荘キャンプ場
- 住所
- 山梨県西八代郡市川三郷町山保3378
- 電話番号
- 055-272-1030
- URL
- 四尾連湖水明荘
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