2023年3月15日 【みさとぴインタビュー Vol.2】鷹野のお座敷ダイニングQuestのあきらシェフに三郷での6年と将来の夢を聞いてきた

シイノキライター:シイノキ

こんにちは。
副編集長のシイノキ(@info_misatopic)です。

こんにちは!
妻で編集長のみさ子(@misako_misatopi)です!

今日は年始に予告していたインタビュー記事第二弾です。
収録は随分前に済んでいたんですが、文字起こしとまとめに時間がかかっちゃいました。

これ結構大変だね。
あたしは喋ってきただけだけど(笑)
得意な人が得意なことをすればいいってことでね。他はシイノキに任せた!

別に得意じゃないのよ。
『得意な人が得意なことをすればいい』ってのはお前がお前の良いように言ってるだけで。
その実態は『あたしはやりたいことしかやりません』なのよ。
まぁいいんだけど。

それでは早速記事にいきましょう。
今回は、三郷市鷹野のお座敷ダイニングクエストさんにインタビューしてきました。

三郷市鷹野のお座敷ダイニング『クエスト』さんにインタビューしてきたよ

というわけで、地域のあの人にインタビューしてまわる、「みさとぴインタビュー」第二弾。
鷹野にあるお座敷ダイニングクエストさんにインタビューしてきました。

鷹野の洋食レストラン クエストの石塚あきらです。
よろしくお願いしますー。なに話したらいい感じですかね。
WAKUWAKUさんに続いての二回目っていうのも、ちょっとプレッシャーが(笑)
面白くなるかなぁ。

『面白い』って意味合いだと、WAKUWAKUさんはレジェンド枠なので(笑
その土俵で戦っちゃダメです。

レジェンド(笑)

『クエスト』の名前の由来と、お店の特徴

じゃあまずは、お店の紹介からお願いしまーす。
名前の由来とか?

2017年の9月から鷹野で洋食店をやってます、クエストです。
名前の由来は…探求心【QUEST】ですね。料理への探究心。

あー、伝わる。伝わってる。
料理へのこだわりとか愛情とか。

あとは、実は他にもあって。
「リクエストにも応えます」っていうところだったりとか。
それと、そもそもは妻の名前が『くみこ』で『くーちゃん』って呼ばれてて。
Qu(くー) + est(最上級)、Qu(食う)+ estだったりもしたり。

へー。
いろんな意味が込められてるんだ。

あとで調べたらってとこもあるんですけど、これはいいなって。
お店の特徴としては、やっぱりジビエですね。
埼玉、三郷でリーズナブルにジビエ料理が楽しめるっていうのはここくらいだろうなって自負はあります。

ジビエ料理へのこだわり

クセのない柔らかな赤身がたまらないエゾ鹿肉のロースト丼

そうですよね。
クエストができる前と後だと鹿肉食べてる頻度にすんごい差がある(笑)
手頃に食べられるイメージもなかったし。

そこはもう一頭買いできてるっていうのが大きいですね。

そうか、一頭買いなんだ。
あれ、北海道から買ってるんだっけ?

ですです、占冠(しむかっぷ)から来てます。
元々は親戚が飼ってるワンちゃん繋がりがキッカケで。
そのワンちゃんの元親のおうちで鹿を狩っていて、ワンちゃんの餌に鹿肉を使っていたらしくて。
親戚の家にあそびに行ったら、人が食べる用の新鮮な鹿肉もあるから焼いてよって言われて。
おうちの暖炉でダッチオーブンを使って焼いたら、めちゃくちゃ美味しくて。
そこで僕も初めて食べたんですけど。

へーーー。
それでお店で出そうと?

いや、まだその頃はお店出すって段階ではなかったんですけど。
いつかお店開くことがあったら絶対に出したいなとは思いましたね。
で、クエストをオープンすることが決まった時に聞いてみたら「全然いいですよ」って言ってくださって。
それじゃ是非お願いします!と。

全然臭みとかないもんね。
子どもたちも大好きだし。

そうなんですよ、ほんとに美味しい。
口に入れた瞬間の柔らかさとかたまらないじゃないですか。
鉄分豊富でヘルシーだし。
通常のビーフとの食べ比べとかもやってるんで、未体験の方がいたら是非食べてほしいです。

定番メニューのハンバーグは長女の殿堂入りメニュー

あきらシェフの過去

じゃあ次は、あきらシェフの経歴かな。
過去のお話を聞かせてください(笑)

えー!その話いります?
僕の経歴?(笑)

いるいる!
あたしも個人的に興味あるし(笑)
生まれからどうぞ!

そこから!?
生まれはいらないでしょ!(笑)

いるんだってば!

マジですか(笑)
生まれは板橋区でそこで育って……ほんとに大丈夫?これ(笑)
二十歳で家を出されて。
そこで就職したのがタカノフルーツパーラー。

元々料理系で働きたいって感じだったんです?

いや、元々僕は食べることが嫌いだったんです。

へー。
……え、食べることが嫌いだったの?!

嫌いですね。嫌いっていうか。
食べるとしてもサーロインステーキの脂とか。
ピーマン嫌いシイタケ嫌いニンジン嫌い。魚嫌い。
お寿司屋さんいっても納豆と玉子しか食べなかった。

子どもか!
シイノキと近いものがある(笑)

実は好き嫌いが多かったという、あきらシェフ

で、バイトから入ったタカノフルーツパーラーで5〜6年働いたくらいの頃かな。
友だちが働いてるホテルで、友だちが作った料理を食べることがあって。
その時食べたサンマの燻製が衝撃的なくらいにおいしくて。これを作りたいと。
ここで働かせてくれっていう風に。

おー。転機が訪れた。

こちらはクエストで提供されているスモークサーモン。一瞬で子ども達の胃の中に消える。

そうそう。
で、ちょうど来月くらいに欠員が出るから聞いてみるよってなって、働けることになって。
そこで料理の和洋中を教わって。
いろいろ経験させてもらったんですけど、そこが身売りすることになってしまって、次はドイツ料理の世界に。

それが何歳くらいのころ?

28…くらいかな。歳がよくわかんなくなってきてる(笑)
ちょうどその頃にサッカーのワールドカップの関係で日本とドイツの友好の年みたいなので。
ドイツ料理がズドーンと流行ってて、めちゃくちゃ忙しく勉強させてもらって。
その後、他の洋食屋さんの料理長が身体を壊して大変だっていうんで、そこのお店やってくれないかっていうんでお店を移ることになって。
そこで9年間くらいやりました。

そこは都内のお店?

東陽町ですね。
ランチとか140食をほぼ1人で担当させてもらったり。、今もひとり仕事が苦にならないのはそこでの経験が大きいですね。
その後、麻布のフレンチのお店にうつったんですけど。。。
そこで自分の不甲斐なさに打ちのめされて。同級生のお店だったんだけど、芸能人が食べにくるようなお店で。

へーーー。

その時期に妻が体調を崩したりもあったりして、ちょっと心もパンクしちゃったんですよね。
少し休もうっていうんで辞めて違うお店に移ったものの
「あーもう俺、人の下で働くの無理なのかな。独立するしかないかな。」
と思っていたタイミングで、この物件に出会ったんですよ。

三郷の物件と出会い、独立を決意

おお。ついに。
運命の出会い。

ほぼ居抜きで。貯金もなかったんで低予算でできるっていうんで。
初めて物件見た時の衝撃は凄かったですけどね(笑
左右に部屋分かれてるし、畳は全部跳ね上がってるし。

あー、ちょうどその頃あたし覗きに来た!覚えてる(笑)
前はもんじゃ屋さんだったんだよね。

オープン前に来ましたよね(笑)
物件の間取りとかにびっくりはしたんですけど、うちも子どもちっちゃかったんで、こっちの座敷には子どもたちがいて…みたいな光景が想像できたんで。
そんな感じでやっていこうかなって。

お店の特徴でもあるお座敷スペースは子どもたちの遊び場にもなる

カウンター、テーブル、こあがりスペースも

お座敷ダイニングが生まれた瞬間だ(笑)
ぶっちゃけ、料理がおいしければお店の中なんてそんなに気にならないってとこもあるしね。

シェフ仲間には
「ここは絶対やめたほうがいいよ」
とか言われたりもしたんですけど。
妻にもみさ子さんと同じことを言われて。やってみようと。

実際、俺もここにレストランできるって聞いて
「マジかよ。大丈夫かな。」
って思いましたもん(笑)鷹野のあそこに洋食屋?○○(友達)んちの近くだろ?って(笑)

あはははは(笑)
でももう、オープン前にみさとぴさんとかと知り合えたじゃないですか。
口コミで噂とかになってくれてて、すごい助かったみたいなとこありますよ、やっぱり。

そう言ってもらえるとうちも嬉しい。

オープンから6年、三郷のイメージは?

実際にオープンしてみて、三郷のイメージってどうです?

短い間とは言え元々住んでたんですけど、変わらないですね。
とにかく良い人が多いですよ。

それはもう、あきらさんがそうだからだと思う。
類友じゃないけど、良い人には良い人が集まるっていう。

自家製ベーコンと三郷名産の小松菜がたっぷり入ったみさとナポリタン

いやいや(笑)
あとは美味しい食材がほんとに多くて。おもしろいもの作ってたりもするんで毎年地産の食材が楽しみなんですよ。
バターナッツとかほんとにおいしいし。

期間限定の三郷産メロンを使ったカレー。メロンの甘みとカレーが絶妙!

あのバターナッツのスープはほんとに美味しい。
バケツいっぱい飲みたい。

あきらシェフのプライベートの素顔

あとは…謎のベールに包まれているあきらシェフのプライベートについて聞いちゃおうかな。
趣味とかってあるの?

趣味かー。料理なんですよね。
あとは家族と過ごす時間があれば十分で。

お子さんとはなにしてるんですか?

なにもしなくてもいいですね。
同じ時間を過ごせていれば。リラックスできる。
あの時間がないとカリカリしてきちゃうんですよね。

まだ娘ちゃんとかは遊んでくれる?

機嫌が良い時は(笑)
上が5年生で下が4年生。あの時間はほんとに大切に。

そっかー。
じゃあ、ほんとに料理が趣味なんですね。

昔はサーフィンとかやってたんですけどね。
今はそれよりも家族との時間が。
キャンプとかも行くんですけど、キャンプいってもご飯作るのだけが楽しみっていう。

うわー。
そのキャンプ一緒に行きたい(笑)

ほんとに料理のことばっかりで。
「あ、休んでるな」って思えるのは家族と過ごしてる時間かなぁ。

これから先の夢は?

今後のクエストについて語ってもらった

じゃあ、すっかり三郷のお店として定着したいま、10年後20年後の夢みたいなのはあったりしますか?

10年20年経ったら…僕も年齢的に店内の段差が厳しくなってくると思うんで(笑)
少しバリアフリーにして、お店も小さくしてって感じですかね。
いま来てくれている子どもたちが大きくなって、新しい家族と一緒にまた通ってもらえるようなお店になれたらいいなって思いますね。

素敵な夢!

少子化で段々子どもも少なくなっちゃうと思うので。
お子様誘致もいいんですけど、お年寄りに優しいお店を作るっていうのはひとつの夢かもしれないですね。

どうしよう。
想定以上に素敵なインタビューになってしまった。
変な野望とかあったらいいなと思ってたのに(嘘)

ないですよ!(笑)
とにかくお店を続けていけたらいいなっていうのが夢ですよね。

でも安心しました。
三郷のみんなにとっても、いつまでも続いてほしいお店なので。
東京進出!フランチャイズ展開!!とかでなくなっちゃったら寂しすぎる。
今日は長々とありがとうございました。
良いインタビューになりました。

いえいえ、普段ゆっくりお話できる機会もないので楽しかったです。
大丈夫ですかね?(笑)
ありがとうございました!

うちの子達もすっかり懐いてる

うちの子どもたちも
「地元に良いレストランあるんだよ」
って旦那さんと子どもたちを連れて来ると思うので、末永くおねがいします♪

施設名
ダイニング レストラン Quest
住所
埼玉県三郷市鷹野3丁目36
電話番号
0489547067
営業時間
月:ランチお休み / 17:30〜22:30
火:11:00〜15:00 / 17:30〜22:30
水:11:00〜15:00 / 17:30〜22:30
木:11:00〜15:00 / 17:30〜22:30
金:11:00〜15:00 / 17:30〜22:30 
土:11:00〜15:00 / 17:30〜22:30
定休日
日曜日
URL
http://misato-quest.jp/

あきらシェフの人柄が出た

前に、「人見知りなんです」とか言ってたけど、あきらシェフの優しい人柄と親しみやすさが出てしまったインタビューになったなー。

出てしまったて。
オープン前に突撃してから長い付き合いだけど、たしかにゆっくり話したことなかったっちゃなかったから本当に良かった。
楽しいね、インタビュー。

録音したデータの75%くらいお前の話だったけどな。
必要なところチョイスしてピックアップする身にもなってほしいです。マジで。

真顔じゃん。
そういう雑談の中から引っ張り出せる話もあるじゃん?
あきらさんが食べるの好きじゃなかったって話とかさー。

それはそうなんだけど。
AIでお前の声だけ音量下げるサービスとかないかな。
突然デカい笑い声とか入っててびっくりすんだ。
これ終わったあと、しばらくお前とは話したくない。

普段から会話はAlexaにぶん投げてるじゃないか。

でも、ほんとに。
記念日のイベントに使わせてもらったり、お店でギター弾かせてもらったり。
みさとぴが三郷を語るうえで欠かせない要素になってるなーって改めて思ったなぁ。
まだクエスト未体験の方、既に通ってる方、
「インタビュー見たよ」
って声かけると、素敵な笑顔が見られると思います。是非行ってみてください。

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